夫が積極的に育児をしていることについて
夫が先日言っていた。
「不妊治療の期間がなければ、今、こんなに忍耐強く育児をすることができなかったと思う。きっと今以上に(夫自身が)酷く荒れたと思う。」
げ。今より荒れるって、想像したくないほど嫌だな。と私は思った。
そして、私たち夫婦には、必要な時間だったんだな、と感謝した。
夫は世間から見たらイクメンと呼ばれる部類に入る。出産の翌日から育休を取得し、慣らし保育期間も育休を継続して送迎を一人で行った。育休期間中は、ミルクもオムツもお風呂も、全ての作業を私と同等にやった。
でも、本人は結婚当初から「大学時代から一人暮らしをしてきたんだから、家事ができるのは当たり前」というスタンスで、その延長上に育児がある様子。
ただ、人にはそれぞれ違った怒りの閾値がある。彼は、私より早い段階でプッツンする。夜中2時に息子が泣き止まないと、怒鳴り声を張り上げ頭をかきむしり、最後にはオムツ袋をぶん投げることもあった。子どもに手を上げることは決してなく、それは彼のポリシーなんだと思うけれど、それでも大きな声だけで私はうんざりだ。
それ以上に酷く荒れただろうって?そばに居られないな。
だから、不妊治療の期間が、私たち夫婦の関係性を良好にしてくれたんだなって思う。
2016年9月 結婚
2016年12月 私がブライダルチェックを受ける→何も問題なし
2017年5月 夫が精液検査を受ける→正常
2017年6月 初めての不妊治療院。まずはタイミング指導、そして人工授精(3回→陰性)。
2018年8月 初めての採卵(ふりかけ+顕微)。正常な初期胚2個。新鮮胚移植→陽性反応出るが、すぐに化学流産。
2018年9月 凍結胚移植→陰性。
2018年10月〜2019年1月 別の病院で人工授精3回→全て陰性。 落胆し、しばらく治療を休む。
2019年8月 私が単身赴任、という形の、別居。1ヶ月だけ、とお願いし、夫と離れて過ごす。
2019年9月 夫が「日本で最高の不妊治療院」と調べてきた病院へ通院開始。1回目の採卵では初期胚2個。結果に酷く落ち込んだが、2回目の採卵で胚盤胞6個+初期胚2個取れて持ち直す。
2019年12月 1個目の胚盤胞移植で陽性反応。胎児ネームをワタルと名付けた。9wで稽留流産。
2020年1月〜2020年5月 前回、9wまでいけたから、またすぐ妊娠できますと、と医師に毎回言われながらも、胚盤胞5個移植で連続陰性。気分はどん底。
2020年6月 猫を飼いたい、と夫に話す。夫はすぐにペット可のアパートを探して契約してくれた。
2020年7月 引っ越し
2020年8月 生後4ヶ月のコウちゃんを保護団体からお迎えする。
2020年9月 これでとりあえず最後、と臨んだ移植で、妊娠継続